こんにちは、栗原です。
「”論理的思考”とは何か?顧客の気持ちを理解することにつながる実践方法」
後編です。
前回お伝えした自問自答思考法を使って、論理的思考ができたとしても
その後に続く行動が適したものでなければ、問題解決はできませんよね。
ビジネスにおける問題解決で重要なのは「仮説立て→行動」のプロセスです。
その過程に役立つ思考法を2つご紹介します。
仮説思考
巧遅拙速(上手で遅いより、下手でも早い方が良い)という言葉があるように、
特にビジネスにおいてはスピード重視で問題を解決するというのも重要。
仮説思考とは、
情報の少ない状態でも、常にその時点での結論を仮定し行動に
結びつけていく思考のことです。
分かりやすい基準となるのが、6:4の法則。
6割情報が集まったらその時点で仮説を立て、行動する。
行動しながら、集まった残りの4割に
柔軟に対応し進路変更をしていくという
仮説と行動の黄金バランスの法則です。
ゼロベース思考
物事を順序立てて考えることが基本の論理的思考ですが、
どんなに慣れた人でも陥りがちなのが"思い込み"。
人それぞれ経験値や育ってきた環境、学んできた事が違うので
当たり前のように考えることが違います。
そんな固定概念(既成概念、ステレオタイプ)や自分の思考の枠組みを
外してフラットに物事を考えることも大事です。
ポイントは3点あります。
1.仮説から行動指針を決めた後、もう一度考え直してみる
→他の方法はないか、もっと適した方法はないかと考える
2.自分の考え方、今までの経験値だけで判断しない
→以前○○だったから今回もそうだと決めつけるのはNG
3.どうせ無理ではなく、解決策は必ずあると考え、視野を広げる
例えば、取引先や顧客とのやりとりで
問題が生じたとき、誠意を見せる為にも”迅速な対応”というのを
重視しますよね。
ファッション・アパレル業界に限った話ではありませんが、
ひとつの商品にメーカー、販売員、運送会社、たくさんの要因が
関わってくるのでそれだけ仮説も多く挙げられると思います。
その場合、スピード重視で過去の経験だけを妄信したり
”こうしとけばいい”といったショートカットばかりしていると
どこかで重大な見落としをしてしまうかもしれません。
新たな問題を引き起こしタイムロスを発生させないためにも
一度振り返って確認することも大事ということですね。
最後に
いかがでしたでしょうか。
前後編に渡って論理的思考についてお話しましたが、
ぜひ日頃の問題解決に役立てていただけたら嬉しいです。
”論理的思考”とは何か?顧客の気持ちを理解することにつながる実践方法・前編
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