こんにちは、栗原です。
突然ですが、皆さんは「論理的思考」について
どうお考えですか?

日常的によく聞くワードではありますが、正直私は最初

「論理的な思考ってどういうこと?」
「なんでそれが必要なの?」
「どうやったら論理的思考ができるようになるの?」

そんな疑問でいっぱいでした。

今日は、そんな論理的思考に関する疑問について
私が学んだことをふまえて、お話しします。
論理的思考の習得は接客力やホスピタリティ向上にも貢献するため、
ファンやリピーター獲得にも繋がります。

何のために必要?

まず、何のために論理的思考が必要と言われるのか。
それは、「状況を正しく理解し、問題を解決する」ためです。
問題解決を行うためには、感覚的に物事をとらえるのではなく
論理的に、筋道の立っている考え方が求められます。

ファッション業界の中でも特にアパレル販売等、BtoCで一般のお客様と
接する機会の多い職種ならば、この思考は最終的に
「お客様の気持ちを正しく汲み取り、理解する」という
ホスピタリティの精神につながると考えられます。

自問自答思考法

じゃあ具体的に、筋道の立っている考え方とは
どういう風に行うのかというと、
このような”自問自答”がとても有効と言われています。

So What何が言いたいのか?(本質は何か)
Whyそれはなぜか?(原因を突き止める)
So Howどうするのか?(現時点の仮説とそれに基づく次のアクション)
Trueそれは本当か?(誤解や思い込みはないか)

仕事においても、感情的な思考
(面倒くさい、怒られそうで怖い、迷惑をかけて申し訳ない・・・等)
が生まれるのは避けようがないことですが、
そこから行動に移す前にまず自問自答をすることで
論理的思考にシフトすることが可能なんです。

例えば、自店の商品を買ったお客様から「商品が汚れていた」と
クレームが入った時、この自問自答形式に当てはめてみると

So What何をしてほしいのか?→新しいものと交換してほしい
Whyなぜ汚れていたのか?→検品漏れ、保管方法が悪い等
So Howどう対応するのか?→お客様には新しいものを用意し、原因を解消
True対応過程に誤解はないか?→もう一度全体の流れを見直す

という思考のフローが浮かび上がり、
かなり考えが整理されその後の流れも明確になります。

難しく考えすぎない

論理的思考法というと、何となく小難しそうで
敬遠してしまいがちですが、
きちんと順序立てて整理していけばとっても簡単で
接客にも応用できます。

次回は、論理的思考に基づいた”行動”を
サポートするプラスアルファの考え方をご紹介します。

”論理的思考”とは何か?顧客の気持ちを理解することにつながる実践方法・後編
https://fashonablecormorants.com/repeater/logical-thinking-2/

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