こんにちは、栗原です。
突然ですが、質問です。
「商品が売れない!」
そんな時あなたはどうしますか?
この単語が頭に浮かんだ方、多いのではないでしょうか。
商品が売れないときに、1番やってはいけないことは?
ライバル会社の商品価格を調べて、それよりも安く設定?
まだ仕入れたことのない商品を仕入れる?
商品が売れないときに、1番やりがちで、1番やってはいけないこと。
それは、商品価格を安易に下げること。
価格を下げれば、お客様は飛びついて買うかもしれません。
ですが、ライバル会社も、それ以上に商品価格を下げてくるかもしれません。
価格競争が激しくなれば、値下げをし合うことになり、大手との値下げ競争には勝てなくなります。
価格競争から離れ、初期の商品価格に戻しても、
一度下がった商品価格を知っているお客様が、
再値上げをした商品を買うことはまずないでしょう。
一度値下げをした商品価格を元の値段に戻すことは、難しくなります。
そんな負のスパイラルに陥る前に、価格を下げずに勝負する方法を今回はお伝えしたいと思います。
価格を下げずに勝負する方法とは?
ある通販会社で、同じ商品を$39、$34、$44の3つの商品価格に設定して、
3つそれぞれを、別々のカタログに載せて販売しました。
すると、$39の商品の売り上げが最も高く、$34、$44ドルの商品と比べて
23%も売り上げが高かったそう。
最も低い$34よりも$39の商品の方が売り上げが良かったのです。
この通販会社は、9と言う数字で終わる価格=魅力的な価格
という、ちょっとした心理学のテクニックを使っただけなのです。
よくテレビショッピングで、1,999円 や9,999円などの設定をしていることが多いのは、
9で終わる価格は、売り上げが高いことを知っているから。
魅力的な価格を意識して設定しているのです。
この通販会社は、他にも様々な実験を行い、
ある商品の価格を、別々のカタログの中で価格表記を少し変えて販売を行いました。
カタログA:「メーカー小売り価格1,000円のところ、500円!」
カタログB:「価格:500円」
カタログAでは、新旧価格を設定した商品価格を載せ、
カタログBでは、値引き後の商品価格のみを載せたのです。
すると面白いことに、前者のカタログAの方が売り上げが良かったのです。
商品価格は例に挙げたように、人の潜在的意識を利用したマーケティングを行えば、
顧客の購入が増える価格に設定するだけで自由自在に操ることができるものなのです。
最後に
価格を下げずにお得に見せる。一見難しそうに見えて案外単純だということがわかりますね。
より効率の良いマーケティングを模索している方、ぜひ参考にしてみてください。
▼お問い合わせはこちら▼
https://fashonablecormorants.com/contact/