こんにちは!峯岸です。
本日は【定額料金を設定するだけで利益が上がる?】について紹介致します。
支払回数が多いほど脳が最大の痛みを感じる
私は回転寿司があまり好きではありません。
なぜなら、お皿をレーンから取る度にお金のことが頭をよぎるから。
「この一貫で○○円かあ…」「今、総額どれくらいかかっているんだろう…」といった感じで、美味しさより、
マイナスの感情が強くなってしまうのです。
最新の脳科学研究により、脳は「買う」という行動をとると同時に「痛み」の中枢が活性化することが判明した、
ということは前回の記事でお伝えしましたが、実はもう1つ判明した事実があります。
それは、1回1回の消費で値段が上がっていく様子を消費者が目にする販売方法は、脳が最大の痛みを感じる、ということです。
支払いは1回ですませることが効果的
『Smart Money』のインタビューで、ローウェンスタインは次のようなことを言っています。
「消費者」は現在の満足を取るか、将来の満足を取るかと、じっくりと比較検討したりはしない。
「ある物にいくら支払わなければならないのかと考えた途端」消費者は激しい痛みを覚える。
1回1回料金にカウントされていく手法は、支払う度に脳に苦痛を与えます。
それを避けるためには、支払いを1回ですませることが効果的です。
なぜ顧客は食べ放題を選ぶのか?
食べ放題のシステムは、まさに定額料金を上手く使ったマーケティングと言えるでしょう。
実際には小食の人にとっては個別に注文した方が安く済むということもあります。
しかし人は食べ放題に引かれます。
その理由は、脳の痛みが1度で済むからです。
あなたの製品も購入ごとではなく、月間や年間料金の設定が可能か考えてみてください。
一部の顧客は、痛みを回避するためなら割高な料金でも支払うので、全体の利益も増えることが多いのです。
支払回数が多いほど脳への苦痛が増える。それゆえ普段の私生活においても、
一括支払いや定額、食べ放題、飲み放題を選択する方が多いというのも納得できますね。
決まった値段を払ってしまえば「また支払わなければならない」という脳への痛みから解放され、安心するという点からも、
定額や期間料金が多く選ばれる理由の1つなのではないでしょうか。
この脳の性質を利用して期間ごとの料金設定を設けてみるなど、お客様への販売の仕方に大いにいかせますね。
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