こんにちは、栗原です。
今日は、団塊世代の男性と女性との考え方の違いについて、
マーケティングの観点からお話したいと思います。
購入意欲・動機の男女差
当たり前のことですが、男性と女性では購買意欲・動機が違いますよね。
【関節炎に効く鎮痛剤】を例に見てみましょう。
女性の場合、<>br
①料理や趣味を楽しむ際の障害
②家族としての役割が果たせなくなる(家事など)
③他者の手助けが必要になる(多くは娘や夫など)
男性の場合、
①日常的な動作に助けが必要になる(着替えなど)
②男の務めを果たせなくなる(重いものを持ったり、固い蓋を開けたり)
男女どちらにとっても、助けが必要になるということが感情を刺激しているのが分かります。
しかし、女性にとっては物事をこなす能力が失われることから受ける影響のほうが心情的には大きく、
一方男性は助けが必要になる、という事実が感情の大半を占めると言われています。
一方、団塊世代は
近年は、家庭内での男女の在り方は多様化しており、
今後は上記のような心情には当てはまらなくなってくる場合も考えられます。
しかし、現在のシニア層・団塊の世代はまだまだ「男は外・女は家庭」
というイメージが固まっていますね。
成人した子供に対する感情も男女で変わってくると言われています。
母親は20代・30代になっても親に頼ってくる我が子に対し、
気にかけ、心配し、大目に見てやりたくなる傾向にありますが、
父親はというと、失望を感じる傾向が強いようです。
また、団塊世代の女性は男性に比べお金に対する不安や心配が強く、
大半の場合、家庭の支出の意思決定権は女性が握っています。
こうした、団塊世代の男性と女性とで異なる感情に対し、
異なるメッセージを伝えることが、マーケティングの成功には不可欠なのです.
最後に
アメリカでも大きな影響力をもつ
消費者層として、”リーディング・エッジ・ブーマー”という
ほぼ同時期の世代が注目されている団塊世代。
そんな世代に対しての理解を深めれば、より効果的なマーケティングが可能です。
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