こんにちは!峯岸です。

本日は【『いまや70歳は50歳』この言葉の意味とは】についてご紹介致します。

労働人口の急速な高齢化

高齢化に伴い、働く人々の様子も変わってきています。

コンビニのレジや、遊園地やファストフードのスタッフ。

昔は学生のアルバイトが多かったこのような仕事に、
シニアの方をよく見るようになりました。

夜中の工事現場の誘導員のように体力のいる仕事ですら、
自分の父や祖父くらいの年齢の方が働いているのを見かけることもあります。

この人たちは退屈しのぎに働いているわけではなのです。
必要にかられ、これからまだ長い先の生活に不安を感じ、働いている人がほとんどです。

労働人口の急速な高齢化は、
シニア層の寿命が延び、その結果リタイアを先送りにして長く働き続ける必要があるこの現状こそ「70歳は50歳」といわれるところです。

さらにもう1つの要因も影響しています。

それは成人した子供の経済的な援助です。

アメリカでは、18~34歳の子供がいるベビーブーマー(団塊の世代とほぼ合致する世代)の女性の半数以上が、成人した子供1人に年間5000ドルを超える援助をしており、
母親10人中6人ほどが成人した子供の携帯電話料金を払っていることがわかりました。
その他にも家賃・生活費・交通費・保険料・お小遣いなどなど・・・。

この現状は日本国内でも言えることです。

家族単位の変化に応じて、常に新しいマーケティングを行うことが大切

マーケティングの視点で見る場合は、このような状況の団塊の世代は、本来自分だけなら買うことのない商品やサービスを購入する可能性が非常に高く、

さらに同じ製品やサービスを複数業者から購入する可能性もあることを注視する必要があります。

実は彼らが抱える問題はこれだけに収まりません。

経済的に自立しない子供に加え、身体的介護と経済的援助が必要な年老いた親もまちかまえているのです。

状況だけみると、狙うべき消費者層とは言えなさそうだが、
格差の大きい世代とも言われる団塊の世代、
このいくつも問題を抱える消費者層だからこそ、新たな消費機会が生まれているのです。

家族単位の変化に応じて、常に新しいマーケティングを行うことが大切です。

最後に

このことから、時代の流れや変化に対してアンテナを張って、臨機応変で柔軟な対応をすることが大切ですね。
一見いくつもの問題を抱える団塊世代をターゲットにするのはいかがなものか?と思われるかもしれませんが、
問題があると同時にチャンス(新たな消費機械)があるものです。

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