こんにちは、栗原です。
今回は、消費者に響く数字設定についてお話ししたいと思います。

どれが一番欲しいですか

「○○%増量!」というキャッチコピーが書かれた柔軟剤があるとします。
どれが一番欲しいと思いますか?

1.「5%増量!」
2.「15%増量!」
3.「30%増量!」

「○○%増量!」というキャッチコピーが書かれた柔軟剤があるとします。 どれが一番欲しいと思いますか?

「丁度可知差異(ちょうどかちさい)」とは

おそらく、3番の「30%増量!」を選ぶ人が多いのではないでしょうか?
「5%増量」「15%増量」と言われても、そんなに変わらないなと思いませんでしたか?
同じように、「10%オフセール!」よりも、「20%オフセール!」の方が心が躍りますよね。

このように人が「お!いいな!」「欲しいな!」と思う数字設定は、
「丁度可知差異(ちょうどかちさい)」と呼ばれる
もの。

この丁度加知差異を認識した上で、販売する側は価格や文言の設定をする必要があります。

前述した柔軟剤もそうですが、消費者が違いを感じて購入に至ったとして、
その商品を使った時に、使用感に違いがありと思わせなければ、次回の購入には繋がらないでしょう。

リピーターにも繋がってくる、数字設定、「丁度可知差異(ちょうどかちさい)」。
色々な場面で数字設定をして、ベストな数値を見つければ、マーケティングはうまくいくのです。

顧客が違いを知覚できる数値を設定しなければ意味がない

「丁度可知差異」は本来心理学の用語で、「弁別閾(べんべついき)」ともいいます。

弁別閾とは、感覚上同種の刺激の相違を感知しうるのに必要な最小の刺激差のことであり、
例えば「5%増量!」から1%ずつ数値を増やしていって、見た人がオトク度の違い
を感じる一番近い数値との差<閾値(いきち)>のことを差します。

オトクに見せるのであればどんな数字でもいいという訳ではなく、購入時及び使用時に
こういった違いを知覚できる数値を設定しなければ意味がない
ということですね。

新規顧客獲得に熱意を傾けている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

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